許すな新入生いじめ プレム・モトワニ(ネール大教授)

7月半ばからインドの大学の新学期が始まったが
キャンパスを巡回する警官の存在が目立っている

日本では小中学校のいじめが問題になっているが
インドでは『Ragging(ラギング)』と呼ばれ
大学の新入生いじめが問題になっている

もともとは悪ふざけ程度のものだったが近年はエスカレートし
07年は7人、08年は12人が死亡
ラギングを恐れて多くの新入生が登校恐怖症になっている

特に問題なのは女性に対する性的ラギングで服を脱がせてからかうなど
ここ2年で10人が自殺を図り13人が精神を病み5人が退学した

最高裁は今年政府に警察の動員を命じインド刑法が改正され
反ラギングのNGOもできている
多くの大学が監視カメラやポスターによるキャンペーンを実施
学生IDカードの更新は問題を起こさなかった生徒に限定するなど
対策を講じたため、今年はデリーでラギングが2件発生し
7人の学生が退学させられただけにとどまっている

<彼岸花が鮮やかです>