Nプロジェクト実行委員会代表の中平です。今年のながのアートプロジェクトの特徴は、美大生の作品を展示したということです。「さくらび」と「とがび」では、武蔵野美術大学油絵科の学生さんの作品を展示しました。
写真は、百瀬文さんのブラックライトを使った作品。実際に机を使っている生徒に下敷きを配り、一日ずっとどんな授業でも、使ってもらいます。その文字を書いた痕を蛍光塗料で印刷し、ブラックライトで光らせています。なんとも美しく、静かな印象ですが、生徒たちの鼓動や動きを感じさせてくれます。
ムサビ学生、大岩由佳さんの「過ぎたるは及ばざるがごとし」。大きすぎる、黒板消し。このサイズでは文字を消すことはできませんね。消すことはできないことを表現している、とすれば、作者は、消せない過去を抱いているのでしょうか。中学校に合っていますね。みんな中学生ごろに、消したいけど消せない思い出、ありますよね。
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