ファシリテーション革命 参加型の場づくりの技法

中野民夫 岩波新書より

*ファシリテーションとは促進する、助長するの意味
ファシリテーターとは進行促進役で活性化を助ける
支援し、促進し、場をつくり、人をつなぎ、気づきを引き出し
問いかけ、まとめる
気づきとは感性,直観、感じ方のこと

*複雑で困難な課題が山積みの現代は一部の権威や
専門家だけでは解決できない
唯一の即効性のある解決策はない
ひとりひとりの経験や知恵、意欲を引き出し活路を拓く
地縁、血縁のコミュニティから志や関心のコミュニティへ(NGO、NPO)

*ワークショップとは参加者が主体で自ら学び
言葉を使い頭で考える、五感を使って体験し応用する
ボディ(体)、マインド(知性)、スピリット(直観)、エモーション(感情)のバランス
安心、安全な場でともに学びあう相互作用

*ファシリテーターはよそ者、部外者がふさわしい
ワークショップは特定の時空間を設定し非日常空間を作り出す
既存の常識や枠にとらわれない
余計な配慮や遠慮から自由で大胆である事が新鮮さにつながる
その場の扇の要としてホールドする安定感、存在感と
自分自身になりきることが大切
ファシリテーター自身がリラックスすることで余裕ができる
責任あるものとしての自覚が必要、力のある存在

*ワークショップは万能ではないが
人と人が認め合い学びあい共につくる人間の根源的な喜びがある

<ワレモコウは秋の野の花です>