櫻ヶ岡中学校の中平です。生徒に「画家というと思い出す人は?」と聞くと、必ず「ピカソ!」と答えます。でも、どんな絵を描いているのか?と尋ねると「変な絵・・・」と答えるだけで、実際はあまり知られていないのです。
ピカソについて一回は考えたり体験したりして卒業してほしい、とう願いのもと、「誰でもピカソ」という授業を3年生に二時間で行っています。前回は、ピカソの絵を13枚並べて年代順に並べなおすクイズをしました。
今日は、実際にピカソのキュビスムを体験します。まずは、一年生の時にやった透明下敷きを使った人物画。ルネサンス期と同じ一点透視で描いてみます。「一年生の時よりうまく描けた」と満足そう。その次は、いよいよ4次元の絵。一点透視の書き方に時間を取り入れ、移動しながら、いろいろな角度で顔や身体のパーツを下敷きに描いていきます。さっきの描き方より、なんだか楽しそうです。あっというまに、キュビスム的な絵が完成しました。
描いてみた感想を聞くと「はじめはもっと簡単だと思ったけど、意外と難しかった。ピカソは適当に描いていたんじゃないなと思った。」
少しでも、ピカソへの見方が変わり、美術に興味を持って欲しいと思います。