せんだい・市民の森を創る会 会報No.6より

<01:定例会報告>
2007年
●9月11日:泉区松陵小学校草刈
●9月16日:泉区中央市民センターとの共催事業「森杜塾」第1回フィールドワーク
水辺の植生観察会を実施
●9月26日:いずみ墓園 下草刈
●9月29日:せんだい・みやぎNPOセンターとの共催事業 仙台市通町児童館での食育プログラム参加
●10月7日:泉区中央市民センターとの共催事業「森杜塾」第2回フィールドワーク
里山における植生観察会を実施
●10月21日:定例会:仁田谷地 道具の整理
●10月21日:「青葉山新キャンパスにケヤキ移植を進める実行委員会」と共催 街頭募金活動の実施

棚田とその周りの植生をゆったりと観察
すばらしい棚田を目の前にして、湿地、昆虫、植物の説明をうける。谷(谷地、谷津の)生水領域、ため池、棚田、畑と一体となり形成されている。
「固有の伝統の暮らし」→「自然の仕組み」→「人と自然のよりよいかかわり」がそこにあった。

種子から見た里山の植生観察
里山の保全に大切なことは、必要な管理をすること。
里山植生の変遷として、種がこぼれ草が生え林になる。
この時期が、植物にとって最も大切な時期。
種の散布方法の説明のほか草花や樹木についての解説をいただき、
私たちの脳みそを植物の知識でいっぱいにしていただいた。
種からみた、植生観察。
これまでと違った、ものの見方に、発見を新たにするものであった。

通町児童館での職育プログラムの様子
竹を切って、米を入れ竹で炊いた竹飯。トン汁と併せておいしくいただきできました。

「仁田谷地の森」市民緑地制度は地方公共団体に代わって市民が自発的に貴重な緑地を保全する取り組みです。せんだい・みやぎNPOの呼びかけで2005.2.12、私たち(せんだい・市民の森を創る会)は「仁田谷地の森」に出会いました。
仁田谷地は葛岡墓苑の北東にある2ヘクタールほどの市民トラストの森です。この小さな森は赤松、コナラ林の中にせせらぎと湿地があります。春からマンサク、コブシ、ヤマボウシ、ニッコウキスゲ、野花ショウブ、エゴノキなどが次々と咲きます。
少し手を加えれば人と自然が共存する理想的な自然庭園に変身し、子供からお年寄りまで森から大きな恵みを得ることが出来るでしょう。
日本の公園は明治維新以降、西洋文明により近づくために、西洋の公園を手本に作り続けてきました。しかし、日本には西洋の公園よりもっと美しい自然があります。自然を放置しておくのはもったいない、この森を保全しながら、少し手を加え、その自然を活用した市民の手作り公園を作ろうと考えたのが「仁田谷地の森」です。 
 「仁田谷地の森」は新しい公園作りを目指しています、ぜひ一度訪れてみて下さい。 副会長 上原 啓五

10月21日 ケヤキ移植街頭募金活動
「1本でも多く、ケヤキを助けたい。」会の有志で参加しました。
この日は、泉区ボランティアセミナーの大学生も会に加わり参加していただきました。募金額は、153,029円でした。

〈03:今後の事業予定〉
泉区中央市民センターとの共催事業の実施
●市民がつくる魅力ある事業
11月11日(日) 座学 土壌や水、植物について
12月 1日(日) 座学 里山の利活用について
いずれも泉区中央市民センターで午前10時より実施いたします。 是非ご参加ください。
●会の事業
11月 8日(日) 道中庵について打ち合わせ
11月18日(日) 定例会仁田谷地・市民の森で行ないます
12月16日(日) 定例会

発行日:2007年10月
発 行:せんだい・市民の森を創る会
連絡先:事務局 〒989-0866
 仙台市青葉区川内三十人町53-53
 担当 上原 啓五