せんだい・市民の森を創る会 会報No.9より

●今年で三回目の参加となった新緑祭。
大勢の来場者が訪れました。
今年もクラフトコーナー、丸太きりコーナー、
植菌体験コーナーを用意し来場者の皆さんに、
木のぬくもりを感じてもらいました。
特に今年は、コーヒー、しいたけとなめこのほだ木を
用意して皆さんにお分けいたしました。
売上金は、昨年より1 万円をも上回るものになり、用
意した70 本のほだ木は完売しました。

【右図:4月26日新緑祭大人気のクラフトコーナー】

【右図4月26日新緑祭優雅にカフェテェリア】

【右図:4月26日新緑祭おじちゃんたちが抑えているからなぁ〜!】

● 景観は地域がつくる
日本の自然は美しい。特に東北は四季にメリハリがあり、一年中楽しませてくれる。ちょうど今頃の季節の新緑は格別美しい、緑のグラデーションは感動する。また、景色だけではなくタラノメ、ヤマウド、ワラビなど胃袋まで楽しませてくれる。
国は美しい国土作りを目指して、生物多様性を重視した環境政策、景観三法、観光立国などの国家戦略を作り持続可能な地域の活性化を実践しようとしているが、風景の価値をどれだけ認識しているのだろうか?
国土作りの中で重要な分野であるのに高度成長時代の社会資本整備は「用・強・美」を基本とした土木工学に基づいて行なわれてきた。その比率は「用と強」に重点が置かれ、美しい自然、里地・里山、田園、歴史・文化的な景観が持つ「美」に対する配慮が十分ではなかった。地形、生態系、歴史・文化を考慮し、そこに住む人に共感を与え、訪れた人にも感動を与える地域づくりが必要ではないだろうか。
「景観」に対する問題意識を高め、多くの人が参加し共有の価値観を持たなければ個性的な景観はつくれない。時間をかけて作り上げた景観はその地域の資源となり財産
となる。総合的な景観計画に加えて、地域の実施可能な分野別の景観計画が必要であると私は考える。

平成20 年5 月6 日(上原記)

●平成20 年度総会を行いました
発足して、2回目の総会が4月20日に行われ、
19年度事業報告、決算。
20年度事業計画、予算。
規約改正等が行われ、承認されました。

●ほだ木、搬出。新緑祭の準備。
【右図:総会を終えてからのほだ木搬出作業、なめこ汁がうまい】

「里山、春を迎えて!」
春はあけぼの古人は、言った
今年も人々は、冬の終わりを感じて
「春は里山」・・・
仙台の春仁田谷地の春
雪どけも去り樹木に春の陽ざし
早春の里山に野山に
春の息吹きをもとめて
やわらかな光をそそぐ仁田谷地へ
春の生命求め仁田谷地へ

詠み人 阿部

今後の予定
通常活動日
● 第1 土曜日役員会
● 第1 第3 火曜日ワーキング日
● 第3日曜日定例会
【5 月の予定】
5月6日ワーキング日
・午前9時フイールドワーク
5月18日定例会
・午前9時葛岡管理事務所2階和室集合打合せ
・午後フイールドワーク(森の間伐・伐採木整理運搬)
5月20日ワーキング日
・午前9時フイールドワーク
5月24日平成20年度第1回「森杜塾」
・時間午前10時泉墓園管理事務所集合
・内容昆虫観察会・・・昆虫からみた里山
・講師高橋雄一先生
【6月の予定】
6月3日ワーキング日
・午前9時フイールドワーク
6月15日「森のシャンデエリアで会いましょう」
に併せ第2回「森杜塾」の実施
・時間午前9時仁田谷地・市民の森駐車集合
・内容仁田谷地の現状と今後
・講師柳原昊先生
6月17日ワーキング日

発行日:2008 年5 月
発行:せんだい・市民の森を創る会
連絡先:事務局〒989-0866
仙台市青葉区川内三十人町53-53
担当上原
編集部:上原、佐藤、鈴木、青木