東北線の鉄橋で写真撮影の帰り、北区赤羽のお玉湯へ

最近鉄道ファンの性別、年齢層が広がっているとか、そんな皆さんへ、鉄道写真撮影の後、銭湯でゆったりして帰途につくのはぜいたくな気分ですね。どこかそんな銭湯はないかなと捜してみると、東北貨物線新河岸川橋梁の近くに銭湯があることを発見しました。鉄道の日特集第2弾です。

お玉湯は赤羽駅から東北線に沿って北へ、環七通りに面しています。銭湯自体は線路の西側ですが、西側は高台を遠回りなので、東側を行った方が近いように思います。ビルの銭湯で、玄関にはきれいなすりガラス。脱衣場、浴室ともそれほど広くはありませんが、照明が魅力的で、タイルもきれいに映えます。ペンキ絵、タイル絵はなく、庭園の写真が貼ってあります。薬湯、座湯など浴槽はどれもゆったり、リラックスできます。

お玉湯 北区赤羽北1丁目25−13 15:45〜24:00 水曜お休み 赤羽駅から10分、埼京線の北赤羽駅ならもう少し近いですが快速電車は通過です。

さて、お玉湯のすぐ北側は新河岸川が流れていて、中の橋(工兵橋)を渡ると荒川の堤防に出ます。工兵橋という通称は、戦前、陸軍の工兵隊が中の橋(上流の浮間橋も)の架設を請け負ったからだそうです。さっきの赤羽駅北側の高台には、かつて工兵第一大隊、近衛工兵大隊の兵営がありました。

 荒川の土手に上がると、新河岸川と荒川、それぞれ行儀よく3本並んで渡る鉄橋が見渡せます。一番手前に東北貨物線、最近は湘南新宿ラインの電車ばかりですが、時折北へ向かう貨物列車が渡っていきます。そのゴールデンタイムはちょうどお玉湯さんの営業が始まる頃。

まず15時45分頃 福島臨海鉄道宮下駅発で常磐線をやってきた専用貨物5781列車、編成は亜鉛焼鉱専用のタキ15600型という珍しい貨車です。(亜鉛精鉱専用トキ25000型も連結されている日があるようです)。JR東日本の赤いEF81型が牽引して信越線の安中駅へ向かいますが、今日は北斗星用の流星が描かれた機関車でした。

続いて数少ない南下列車、首都圏ではおなじみのEF65型が引く新潟貨物ターミナルからの高速貨物2082列車が来ます。

そして16時15分頃、長い車体を夕陽に輝かせて渡る上越線用EF64型1001〜、金沢貨物ターミナルへ向かう高速貨物2073列車です。

お疲れ様でした。お玉湯は中の橋を渡ってすぐです。鉄道ファンの皆様、ぜひ銭湯へどうぞ。