セミナーやイベントに海外から講師に来てもらうことはよくある。その時の準備作業というのは、まず出演依頼交渉や国によってはビザの手配、飛行機の手配などさまざまある。
また、広報やプログラム上には、外国人の名前はカタカナで表記するので、この名前のカタカナ表記というのも意外とやっかい。英語の名前であれば、多少読み解ける。内部ではインドネシア語、中国語、スペイン語、フランス語などが多少わかる人がいるので、これは比較的対応が簡単。
11月12日に開催する連続セミナー「人々の生物多様性」第3回特別セッション「消える熱帯林はどこへ?」には、インドネシアから4人の講師が来日する。インドネシアは多民族国家なので、名前を見るとどこ出身(ジャワ、スマトラ、バリ等)なのか、または、イスラム教徒なのか、キリスト教徒なのかなどが大体わかったする。バリの人はヒンズー教徒で、苗字があり、それを見るとカーストもわかったりするらしい。
今年になって関わったイベントで名前の読みが全然わからなかったのは、ポーランド人。東欧の名前は母音がなく子音が続いたりするので、どう読んでいいのか皆目検討がつかない。これは、たまたまその人を知っている人がいたので、教えてもらうことができた。そういう手立てもないときは、なんとか無理やりメールのやりとり上で、「あなたの名前はどう読むんでしょうか?」と聞くこともあります。そんな苦労が意外にあったりします。(亜)