庶民派グルメのまち中目黒から大黒湯へ

山手線の少し外側、下北沢や中野に知名度は劣るものの、東横線と日比谷線が出会う中目黒もあなどれません。先日、TVで丼もののベスト100というような番組があり、何が日本一になるのかと見ていると、丼の種類はかつ丼、まあこれは妥当な線かな、じゃあどこのお店がトップだったかというと、中目黒のお店でちょっと意外でした。

このお店は東横線の高架に沿った商店街、というか飲食店街にありますが、このお店以外にも東横線の高架を挟んで両側に並ぶお店は、(B級・・失礼)グルメのメッカかも。あくまである番組での日本一ですが、実際においしくて私も好きです。

さらに祐天寺に近い方へ行ったところに大黒湯があります。もう祐天寺駅の方が近いです。玄関は改装され、フロント方式ですが、建物自体は立派な和風銭湯、脱衣場の天井も見事で、また脱衣籠が現役で使われています。浴室内は高くて広い天井が目を引き、ペンキ絵は定番の富士山でその下に錦鯉の精密タイル絵も。お湯は西側の銭湯の標準、ちょっとぬるめです。

そしてこの銭湯のおすすめは、木の桶と木の椅子です。手触りがすごくいいですし、汚れにくいのでしょうか、見た目にも美を感じますね。マイ木桶で来られた方もいらっしゃいました。

また、お客さん同士の会話がはずむのもいいですね。
「何時頃から仕事でてんや」「3時頃、早い人は12時」 これは午前?午後?
 「最近は千住のやっちゃばのほうへ」 やっちゃば=青果市場の関係の方でした。朝の3時からお仕事で、仕事を終えてひとっ風呂ということでしょうか。

大黒湯 目黒区上目黒四丁目25-10 15:00−24:30 月曜お休み 中目黒駅から10分、祐天寺駅から7分くらい