平成21年度草加市まちづくり講座のご報告〜風土-Kazetsuchi-の事例から④〜

前回の更新からほぼ2ヶ月。。。更新が途絶えてしまい、すみませんでした。。
このご報告をお待ちいただいていた方がいらっしゃったら、ごめんなさい(%痛い女%)。。。

ようやく少し落ち着いた時間がとれるようになりましたので、前回の続きを書きたいと思います。前回は「まちづくり活動のポイントについてお話してきましたが、これらのポイントをどうやれば漏れることなく網羅できるのか?」について、今回書きたいと思います。

私としては、
まちづくり活動の企画化の流れをきちんとすることによって、全てが網羅できるのではないかと考えています。

『まちづくり活動の企画化』の流れとは、以下の6つの段階のことをさします。
(これは風土で行っている企画化の流れです)

①まちのニーズを発見する
②自分たちにできることは何か考える
③どういう地域にしたいか具体像を設定する→活動目的の設定
④具体的な活動を考える→活動目標の設定
⑤スケジュールを立ててみる
⑥企画が実現可能かどうか確認する

活動目的と目標の設定方法については、前回のブログをご参照ください。
これらの6つの点を全てきちんと考えてから企画を立てていくと、まちづくり活動のポイント全てを網羅した活動ができるようになるのではないかと思います。

その他、私たちが活動で重視しているポイントは。。。

①報告
②連絡
③相談
④評価

の4つです。この4つをしっかりと行うことによって、いろいろな関係団体との信頼関係が構築されたり、新たな可能性が創出されたり、情報収集や新たな協力を得られたり、、というメリットがありました。

最後に、『評価』に関してですが、私が修士論文で環境教育を行っているNGO・NPOの95団体からアンケート調査をして得られた結果から、まちづくり活動にも生かせそうだなという評価のポイントをご紹介致します。

皆さんも、活動を評価する際に、ぜひ評価の視点として使ってみてはいかがでしょうか?

◆事前評価(企画を行う前の段階の評価)

・活動は反省点や改善点を踏まえた改善が行えているか
・活動に必要な人材は確保できているか

◆経過評価(活動の中間時点での評価)

・目的に沿った活動の実施ができているか

◆終了時評価(活動終了直後の評価)

・活動の企画・実施・評価を適正に行っているか
・活動は期待する成果があったのか
(例.事業ミッションの達成、新企画の開発、スタッフの成長、経済的効果、組織ミッションの社会的認知 等)
・運営に必要なものの準備・対応は適切だったか
・活動の運営は計画通り実施出来たか
・活動の内容に抜け落ちはなかったか
・組織ではイベントの集客・広報を十分に行えたか
・活動の反省点の洗い出しはできたか
・活動の改善点の洗い出しはできたか
・活動を実施する上で、組織内部に問題はなかったか
・他団体や地域との連携はとれていたか

◆事後評価(活動が終了してからしばらくたったときの評価)

・組織のネットワークは拡大しているか
・地域への波及効果はあったか

これで草加市まちづくり講座のご報告は終了致します。
長い間お付き合い頂き、有難うございました!(%笑う女%)(かえこ)