(%紫点%)(%紫点%)文部科学省は30日、全国の小中高校を対象とした08年度の「問題行動調査」の結果を公表した。
児童・生徒の暴力行為の発生件数は5万9618件(前年度比13%増)で過去最多を更新。
いじめの認知件数は8万4648件と、前年度より16.2%減ったものの、依然として高水準で推移している。
文科省は各教委の聞き取りを基に、「感情をコントロールできない児童生徒の増加」や「規範意識やコミュニケーション能力の低下」などを増加の背景に挙げた。
暴力行為の内訳は小学校6484件(24.3%増)、中学校4万2754件(16.1%増)、高校1万380件(3.3%減)。
発生状況別では、生徒間暴力が3万2445件(14.2%増)で過半数を占めた。
いじめ認知件数の内訳は、小学校4万807件(16.5%減)、中学校3万6795件(15.4%減)、高校6737件(19.3%減)、特別支援学校309件(9.3%減)。
携帯電話やパソコンのインターネットを介した「ネットいじめ」は4527件で23.1%減少した。
また、自殺した児童生徒は136人で、このうち3人はいじめが原因と判断したが、過半数の73人は原因不明とした。
積極的にいじめを見つける努力をしている学校ほど認知件数が多い傾向があり、文科省が示す定義の解釈は学校や教委によって温度差があり、結果が実態を反映しているかどうかは不透明だ。・・・・
参考:http://mainichi.jp/life/edu/news/20091201k0000m040081000c.html
◆平成20年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(暴力行為、いじめ等)について/文科省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/11/1287227.htm