物を大切にすることを子どもに教えるとき〜木村さんに学ぶ その3

明日は雪と聞いていますが
わがやのエアコンが 壊れました。
夏も冬も大活躍してくれている エアコンに向って
「いつも ありがとう。助かっているよ。」の気持ちを
わたしは 届けていませんでした。

(その1、2から続きます)
木村さんは りんごに限らず いつも相手の立場に立って
すべての「物」も大切な友人のように扱い、
その気持ちを
大切に考える人でした。

「私が使っている中国製の重いパソコンは 4年間全くトラブルが
ありません。
『いつもありがとう。お前が必要だから 壊れないでくれよ。』
よい言葉をかければ よい木霊が帰ってくるのです。」

友人が癌になったとき 木村さんは 友人に言葉療法を提案しました。
自分の癌に向って
「オレの身体が 完全にダメになったら、お前たちがん細胞も
生きていけないんだよ。共生してさぁ、末永く共に生きていこうよ。」
そう言ってみる事を 提案しました。
友人は 木村さんに言われたとおりに 毎日のように 癌に話しかけ、
今もまだ 友人はピンピンしています。

私は無農薬栽培を通じて「活かして生きていく」ことを学びました。
 (ここまで 本より引用)
・・・・・・・・・・・・

私達は 家族のように思うペットや、大事な宝物は 物であっても
とても大切にします。
他のものは どうでしょう?
あって当たり前 やって(もらって)当たり前に なった時
ありがとうが すっぽり抜けてしまって そうすると・・・ 
どこか不具合が 始まるように思います。

子育ても 同じ。
生まれて来てくれて ありがとう。
その気持ちから 子育ては始まったことでしょう。今はいかがですか?

パソコンの調子が悪いとき、 私達は 文句だけが口から出ます。
パソコンのせいにして 何とかならないかしら・・と。
いつも動いてくれている日々の感謝の気持ち、
メンテナンスを怠っている自分の責任 はどうでしょう。

ふと わが家の娘のことを 思い出しました。
そう言えば 彼女はよく靴が合わずに 文句を言うことが多いです。
ですから 段差の大きい玄関先で 靴を出すときに
ばさっと 音がするくらい 粗雑な靴の置き方をすることが多い・・。
靴にまず感謝する そこが抜けています。

大切にして 愛おしく思い、感謝の気持ちを伝え
一緒に長くつきあっていこうね、という物に対する愛情・・・
そんな言葉をかけたとしたら 何か変わっていく、予感がしませんか。

親がこどもに伝えたいこと 物を大切にする言葉かけ これも大切だな〜と
私も日々を反省し、気づきました。
まず親がお手本になる、ですね。
物を大切にすることを こどもに教えたいと思うとき、
物に話しかけること 有難うと言う言葉は 
物と自分とそして 子どもたちにも 気持ちがつながるようでいいな〜と思います。

人を受け入れるだけでなく 動植物や さらに作られた物も 
全く同じように 受け入れる気持ち。
それは 地球環境を大切にする生き方だと 私は思います。
大きな愛の心をお持ちの木村さんに感謝です。

あなたは どう思われますか?
何か やってみたいことは ありますか。