生活第一 輝け社員 後端企業の生きる道

グローバル時代に高まる大企業と国家の緊張をよそに
地域社会と共存を目指す企業群もある

長野県伊那食品工業は国内シェアは8割
創業以来05年まで48年間増収増益
社員の生活が大事と工場は午後5時まで
株上場を勧められても断っている
株主が求めがちな短期の収益を意識すれば
人件費を削減したり下請けに無理をさせたりすることになるからだ

「人件費を『コスト』と考えること自体がおかしな話
企業は皆が幸福になるための手段
大事なのは働く人が失業せず生活が永続すること
雇用をつくり税金を払って社会に貢献しながら
木が年輪を重ねるように少しずつ無理なく成長すればいい」

岐阜県未来工業はトップシェアを維持する
『退職は71歳の誕生日の前日までに自分で決めればいい』
という再雇用制度で現場に戻り手当ては減ったが
給料はピーク時の60歳の水準を維持され年700万円
『いい会社に入って一生終われるのは幸せ』

『全員正社員』で日本一短い労働時間(1日7.25時間)
年休は140日前後、育児休暇は3年、これで創業以来赤字なし
『生き残るには1人1人が製品や仕事の差別化で工夫するしかない
それには働く人がやる気を起こす会社するのが1番近道だった」と創業者
社員食堂の脇に置かれた『ポスト』に社員がアイデアを入れる
約800人の社員の3分の2が年に20件以上を提案
ユニークな製品が次々生み出されてきた

グローバル競争に勝ち残る
その上で会社が社会や働く人と『幸福な関係』をつくるにはどうすればいいのか

<社会の豊かさ、人間の幸福とは何でしょうか?
カリフォルニア ジャスミンは寒さにも強いですね>