人権擁護委員第一次研修

1.基本的人権とは生命を守る・自由を確保する・幸福を追求する権利で
何人も生まれながらに持っている。
しかし 人間が歴史的に最初からこのような人権を持っていたわけではなく
祖先の貴重な歴史的経験と努力によって得られた遺産であるから
私たちはこれを失わないようにしっかり身に付け守り育てなければならない。
また、国家も積極的にこの人権を擁護する必要がある

2.日本国憲法の施行に伴い、国家が自らの手によって積極的に
国民の基本的人権の擁護を図るという世界的思想の影響や
第2次世界大戦での敗北という苦い経験もあって
新憲法の基調である基本的人権の尊重を実現するため
法務庁に人権擁護局が創設され、その後法務省となった

3.人権擁護局の少数の職員だけでは国民の日常生活に生起する事件を
取り扱うには 十分でないため直接国民に接する地方組織が必要になり
 全国8ヶ所の高等裁判所の所在地の地方法務局に人権擁護部が置かれ
 その後人権擁護課となった

4.基本的人権は官民一体となってその擁護伸張を図ることが望ましく
 人権擁護委員制度が発足し現在全国で13424人が法務大臣から委嘱されている

5.東京都では人権擁護委員3794名、法務局人権擁護局職員20名で
 都民1億2千万人の人権相談や人権啓発にあたっており
 そのための研修やケース研究を行っている
 
・・・・・・人権擁護委員になって約1年が過ぎました。まだまだ不慣れですが
これまでの市民同士の草の根の活動とは違った幅広い役割があり
自分自身にも勉強になります・・・・・・・・

<マーガレットコスモスも冬の花です>