慣れが引き起こす悪しき習慣

どれ程に恵まれた環境にいても、
慣れてくると、当たり前になってきて、
不平不満が出てくる。

例えば・・
スイッチを入れると電気が付く。
蛇口をひねると水がでる。
指が5本あって、2本の足で歩ける。
息が吸えるし、ご飯ものどを通る。
トイレの水が流れて、パソコンはフリーズしない。

などなど・・
たくさんの有難いことが当たり前になっていて、
恵まれていることを忘れてしまう。

時々、病気になって、
健康の有難さを教えてもらえる。

だけど、恋愛や結婚は、自分で恵まれていることを自覚しないと
なかなか教えてもらえない。

独身男女交流会の応募が〆切られて、参加することができなかったら、
「参加したい」と願い。

参加できてもマッチングしなかったら、
マッチングできた人たちをうらやましいと思い。

マッチングしても交際が始まらなかったら、
どうすれば、恋人ができるのか悩み。

恋人になってもプロポーズされないと、
この人でいいのかと迷い。

結婚しても仲良しでいられなくなると、
こんな筈じゃなかったと後悔する。

どれ程に願って手に入れた幸せなのか・・。
慣れてくると忘れてしまう。

電話をかける相手がいること。
お茶を入れてあげる人がいること。
自分が作ったおべんとうを食べてくれる人がいること。
パジャマをたたんであげられる人がいること。
「愛している」と言っても良い人がいること。

目の前に大切な人がいてくれる。
それは、多くの人がどれ程に願っても手に入れることができない幸運。

そのことをゆめゆめ忘れてはイケナイ。