櫻ヶ岡中学校の中平です。「主題は生徒の中にある」について考える二回目です。
櫻ヶ岡中学校の美術科では、生徒の興味あるものや関心のあるものを主題として認め、どんどん授業の表現の中に生かさせようとしています。
写真の卒業制作作品の主題は「ガンダムが好きだ!」ということです。針金でかたどったガンダムの目が豆電球になっており、輝いています。お台場で実際に見た等身大ガンダムの衝撃が忘れられず、この作品を作ったようです。
私も中学生のとき、音楽が好きになり、日記や落書きは全て音楽のことを描いていました。しかし、美術の時間はなぜかそうする表現をとめられていました。でも、本当にあらわしたいこと、時間を忘れて取り組みたいことは、授業の中にはないのです。そういった授業での表現と実際の内面の主題の格差をなくすために、すでに持っている主題や興味をもっていることを、どんどん表現させる授業を展開しています。