持続可能な地域社会と資金循環のあり方−市民政策提案フォーラム開催

 市民がつくる政策調査会の総会にあわせて、市民政策提案フォーラムが開催されます。

□テーマ: コミュニティ・バンクの再生とNPO金融の役割
□目 的
 市民が自発的に出資した資金により、NPOをはじめとする市民事業や個人などに融資することを目的にした「NPOバンク(金融)」は、1994年に東京ではじめて設立され、その数も全国で10を超えようとしています。また、多重債務者等の自立生活支援を主な目的とした小額無担保による融資、いわゆる「マイクロファイナンス」は1969年から活動を開始しています。
一方、信用金庫や信用組合など協同組織金融機関は、明治時代半ば以降に各地で設立され、“会員や組合員の相互扶助”や“一般の金融機関から融資を受けにくい立場にあるものへの融資”などを目的として、地域社会での役割を担ってきました。
 しかし、金融業関連の法制度とその規制強化から「NPOバンク」の活動が制限され、またバブル景気崩壊後、地域金融機関による中小企業や小規模事業所等への融資が滞り、そのあり方が問われています。
 このような経緯のもと、現在日本各地で顕在化し、今後さらに大きな問題に発展する可能性の高い『金融的弱者』を対象とした新たな非営利金融システムを築くための政策化をめざし、本フォーラムを開催します。
□日 時:3月24日(水)15:00〜16:30
□会 場:衆議院第2議員会館 第4会議室(千代田区永田町)
□プログラム 
 ○基調報告 :地域コミュニティ再生のための非営利金融機能の提案
 藤井 良広さん(上智大学教授)
 ○ディスカッション:地域コミュニティと資金循環
 パネリスト (依頼中含む) 
 岩手県消費者信用生活協同組合 上田 正 専務理事
 女性・市民コミュニティ・バンク 向田 映子 代表
 中央労働金庫関係者
 五十嵐 文彦 衆議院議員
 政府(金融庁)関係者
 コーディネーター:藤井 良広さん
□参加費:無 料
□主催・連絡先:市民がつくる政策調査会 
TEL:03-5226-8843/FAX:03-5226-8845
メール:shimin@c-poli.org