狭山池博物館でも毎日の入館者数を開館以来記録している。

「どうやって数えているのか」と、良く聞かれる。簡単なもので、入口の扉の外に赤外線の発光装置と反対側に反射板を置いてある。人が入ってくると赤外線が遮られるのでそれを利用して人数を数える仕掛けである。博物館は入口と出口が一緒なので、1回遮るとカウント0.5人で、入って、出ると一人になる仕掛けだ。
シンプルな仕掛けで、並んで入ると、二人どころか3人でもでも0.5人になってしまうこともある。今なら、ビデオカメラと人物検知ソフトを組み合わせればより確実にデータを取ることも不可能ではない。
それはそれとして、開館以来そうやって数えた入館者が、74万人あまりになっている。

それを集計した、4月から翌年3月までの年度内の入館者数データがあり、これまでの最高は平成18年度の99,111人だった。協働運営を始めた今年度は、その記録を上回る10万人を超えることを一つの目標に設定して様々な事業に取り組んできた。

今年度余すところ後2日となり、今年度の入館者数の累計は99,109人になった。狭山池の桜も満開に近づき、博物館の入館者数も目標に近づいている。
春休みで、鉄道模型展目当ての親子連れの来館が多いことを加味すると、今年度最終日に記念すべき10万人目の入館者が誕生する可能性が高くなってきた。

今回も花束と記念品の贈呈をしたいと考えている。
どんな人になるだろうか…?

くれぐれも花束が無駄にならないことを祈っている。