皆さん覚えていらっしゃるでしょうか・・・
もしかしたら、頭の隅〜〜〜〜〜〜っこの方に残っているかもしれません。もし残っていたら、名誉ある「とがびオタク」(非公式)の称号を差し上げますよ!!(笑)
お久しぶりです。
とがび一期生の小林です!!
中学一年生から「とがび」に携わってきた僕も、もう大学生・・・なんだかんだで、あれから6年が経つことになるワケです・・・なんか、しみじみしちゃいますねぇ。(しみじみ)
勝手に近況報告をさせてもらいますと・・・
お陰さまで、去年の8月頃には「京都造形芸術大学・アートプロデュース学科」に合格(たしか丸子修学館でも最速)しまして、今は京都での新生活をスタートさせています。この記事も京都からの更新ですよ!!・・・ふふふ。入学式は5日なので、まだ学校は始まっていないんですが、今からやりたいことがあり過ぎてウズウズしてます!
さて、最近の中平先生の記事と関連してくるかもしれないんですが、
最近感じていることを少し・・・
日本では「美術」をやる人とそうでない人の相互理解ができていない。
これが全ての元凶なんだと思います。
以前、政府が行った「事業仕分け」ってありましたよね。あの時、予算の縮減に科学分野とスポーツ分野の代表たちは、記者会見まで開いてそれぞれの分野の未来を社会に訴えました。
でも、美術界の人間たちはどうしたでしょう・・・何もしませんでした!
何よりもそれが悔しかったのを今でも覚えています。ロック歌手の内田裕也さんが発した「ロック代表。」「海外に比べ、日本のミュージシャンは政治への関心が薄いから、オレみたいに長くやってるやつが来ると、若いやつにも影響があるんじゃねえかと思って来た。」「ミュージシャンやアーティスト、画家なんかも仕分け人にいれるべき。」という言葉がどれだけ頼もしく聞こえたか・・・ 美大・芸大どころか、美術館、アーティストも全く動かない。
きっとそんなんだから、外の世界から理解が得られないのでしょう。いくら自己表現が美術であるとはいえ、「分かる人にだけ分かればいい。」という姿勢では、削られていくのは当然ですよね。
別に世間にこびたり、迎合した作品がいいと言っているのではありません。
「美術」がどれだけの可能性を秘めていて、
「美術」がどれだけの力をもっているかを
社会に向かってアピールしていくことが必要なんです!!
恐らく、美術の授業数削減もアピール不足の結果なのでしょう。
学生や一般人の感覚にビビッとくる作品がない=アートに関心がなくなる。ただでさえ一般の感覚を持ち合わせていない政治屋の人間が、一般からも関心が失われた美術に関心を持つでしょうか。
きっと環境問題と同じです。
目先のことしか考えなければ、未来が苦しくなる。現代美術界の人たちが、少しでも美術をポジティブに考えられる子供を育てれば、その子供たちが成長して美術に親しみます。活動がしやすくなります。作品だって買うようになるでしょう。そして、その子供にも美術の楽しさを伝えます。
西洋では一般の人でもアーティストの有名度とかじゃなくて、自分の目で見て、自分が気に入った作品を買うそうです。残念ながら、日本では考えられませんよね。 そもそも、どんな分野でも「受け手」となってくれる業界外の人がいないと成り立たないんです。プロ野球だって、観に来てくれるファンがいないと圧倒的に意味がなくなってくるでしょう?
僕がアートプロデュース学科に入学しようと思ったのも、
もっと「美術」の窓口を広めたいから・・・ これからも、(勝手に)Nプロジェクト関西支部として櫻美たろうの支持者を集めたいと思います!(笑)
勝手なことを長々と失礼しましたっ!!
とにかく、頑張ってみます。