『二十四の瞳』、『樽山節考』などで知られる木下恵介監督と中国との関わりなどについてのトークショーを、木下監督の助監督をつとめた本木克英監督と映画研究者 劉文兵氏を招いて開催します。
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『二十四の瞳』『樽山節考』などで知られる映画監督、木下恵介は、1956年に『二十四の瞳』を携えて訪中したのを皮切りに、終生中国の映画人と積極的な交流を続けました。1977年には吉永小百合とともに日中文化交流協会の映画人代表として訪中し、また、木下監督の50本目の作品『戦場の固き約束』は日中合作映画として製作される予定でした。1988年に、木下監督はロケーション・ハンティングをおこなうために中国まで敢行したにもかかわらず、最終的に映画化には至りませんでした。
木下監督の最後の助監督をつとめた本木克英監督(『犬と私の10の約束』、『鴨川ホルモー』等)と映画研究者の劉文兵氏の対談を通じて、木下監督と中国との関わりを振り返り、1950年代から80年代までの日中文化交流史に光を当てます。また、中国留学経験もある本木監督が、日中合作映画『てなもんや商社』の製作に携わった際の体験談もお話いただきます。