春になり、今年も田んぼプロジェクトが始動しました。
約半年ぶりに訪れた田んぼは、草だらけの状態・・・。
今回の作業は、「田起こし」と「水路掃除」です。
「田起こし」は「備中グワ」「三本グワ」と呼ばれる、先が3つに分かれているクワを使い、田んぼを掘り起こしていく作業です。
もともと耕作放棄されていた田んぼを再生した場所なので、まだまだ扱いにくい土壌となっています。水路が埋まってしまったことと、田んぼの土壌が流出してしまったことから、水が田んぼから抜けにくくなっており、年中泥んこ状態となってしまっています。
足元が不安定なため、作業は困難を極め、足と腰はクタクタになりました。(翌日の筋肉痛が怖い・・・)
同時並行で「水路掃除」の作業も進めました。
見ての通り、稲刈りから半年間ほったらかしだったため、水路に枯葉や木の枝などが覆いかぶさり、水が流れにくくなっています。そのため、「レーキ」という農具を使って、水路に溜まった葉っぱや木の枝などを、丁寧に取り除いていきます。
なにしろ、コンクリートで囲まれている一般的な水路と違い、田んぼの脇を掘っただけの昔ながらの水路なので、手入れはとても大切な作業となります。
約2時間ほどの作業でしたが、ご覧の通りキレイに仕上げることができました。この日は高校生のボランティアが手伝ってくれたおかげで、いつもの3倍ほど作業が進みました。感謝です!
この田んぼを使うのは3年目になります。いったん放棄された田んぼを再生するのは大変ですが、毎年少しずつ少しずつよみがえっており、その進歩がうれしいです。
5月23日(日)に子どもたちが田植えをするまで、まだまだ田んぼの作業は続きます。田植えまでの準備が一番大変なんですね。また報告します。