数学の情熱を語る 桜井進先生〜計算は旅

先日、娘の学校の保護者会で ゲスト講師の
桜井進先生のお話を聞きました。
自らをサイエンスナビゲーター(数学者)と名乗る
先生のお話は、「数学は最高に楽しい!」という 情熱そのものでした。
そうすると、私自身が 自然にもっとお話を聞きたい、
面白そうだから 授業も受けてみたい・・そう思います。

私達親は こどものやる気を引き出したい、そう願っていますが
ここにも ヒントがありそうです。
わたしのメモより、少し紹介します。

……………………………………………………………………………….

数学はすべて発見 時間とお金から独立したところに存在します
人は死んで =(イコール)を残す。
イコールというバトンで、文明が 伝えられてきたから 
「計算は旅」なんです。 旅はどこでも行ける。
2×3(という旅)=3×2=1+1+1+1+1+1 
正しいバトンは、絶対に渡り続ける
数学も 音楽なんです。 音にならない音楽を聞いています。

予備校で 偏差値優秀で、東大医学部に入った子どもは 医学部では 数学は使わない
どんどん数学に落ちこぼれて 数学から離れてしまう もったいないと思います。

なぜ 数学をするのか、・・・ 情熱なんです。
ひとたび、心に火がついたら ともしびでも消えない。それは感動するからです。
後ろ姿を見せれば 子どもは勝手について来る
感動を与えることができたら 何になっても (主婦でも、弁護士でも)
数学を 愛する気持ちを 忘れないだろう。

もんもんと 一人で悩んだときに 人は伸びる

数字を見るな、数を観ろ!
数字は さわれます。 数は心でしか 観れない。
企業は数字を出してくる。
プロのりサーチャーも 数字を見てたら わからない。

数学者は 数を観ている。
数学は 足し算しかない。足し算で どうやって 宇宙ができているか?
今のわたしのテーマは 宇宙です。
宇宙は 20世紀の物理学で言われた 素粒子でできている。素粒子は 数なんです。

数字と数は違う。
数は 形は無い。 万物の根源。 形なきもの。概念。 
ギリシャ時代、プラトン(イデアの世界)
数字は 数の影。 印刷された字のことです。

(桜井先生の)中学時代の感動体験は
学校の勉強とは 独立してた。 人と競争しない。 わが道を行く。
自分だけで、突き進む。

1つのフォルム(物理の公式)が 僕の心をつかんだ。
数学は見た目!最後まで かっこいい姿(公式)で 登場する。
数学の美しさは 短さ。 宇宙をも表現できる。
15歳の時、アインシュタインにあこがれて、物理学者になろうと思った。
高校時代は ノートはとらない。
先生を にらみつけて、目を見て ずっとうなづいていた。

江戸時代 どれだけ江戸庶民が 数学に熱狂したか、
豊かな社会になる そこにヒントがある。
お母さん方 今からでも数学をやって 後ろ姿をお子さんに見せてください。

1+2+3+ ・・+∞=−1/12(−12分の1)
1を∞個 足していくと(1+1+・・・・)=−1/2
全部10倍すると
10+10+10+・・・=−5
これが 宇宙の根底を支える方程式。
宇宙は 10次元でできている。

・・などなど 面白い計算が 簡単にできる法則など 楽しい・・というより
数学への情熱をいただいた時間。
桜井先生は 「天才たちが愛した 美しい数学」と題して 涙なしには語れない 
エキサイティング・ライブショーで 全国の学校などを 回っているそうです
あっという間に 掛け算を暗算できる 本などもありますよ。
びっくりです。興味ある方は こちら。

あなたは 何が心に響いたでしょうか。
身近に楽しそうな大人がいたら 何をしているんだろうって 思いますね。
それもきかっけ。
大人が 何かに夢中な姿を見せる そんな社会が広がるといいな〜。

さて あなたの 今日の課題は 何ですか?