連続立体交差化工事の真最中の京急蒲田駅、その南東側では第一京浜国道、環八通りが交差していますが、この付近の道路を南へ、あるいは東へ向かうと、並行しているはずの道路が近づいてきて、同じ交差点へ出てしまうことがあります。ここが「七辻」交差点、七差路は珍しく、しかも七本の道路が同じくらいの太さ、角度できれいに集まっているのはなかなか他には無さそうです。
説明板にもありますが、耕地整理事業で道路を作っていって、以前からあった道路と新しい道路でできてしまったのが、「七辻」の七差路だそうです。地図でよく見ると、南蒲田、萩中・羽田、南六郷・東六郷の３つのまちはそれぞれ方位が異なる碁盤の目に市街地ができていて、その三地区の接点が七辻になっているようです。こうなると信号交差点にするのは無理で、ゆずりあいしかありませんね。
太平湯は、七辻通りバス停の近くにあります。伝統の和風建築ですが、番台が低く改造されているようです。脱衣場はサウナが張り出してきてちょっと狭い感じ。一方浴室は広く、湯気抜きが広い天井は開放感があります。背景は富士山のペンキ絵です。お年寄りのためでしょうか、カランのうち壁側の一列は手すりと椅子が用意されています。
太平湯 大田区南六郷１−５−１７ 15:30〜24:00 月４回水曜お休み 雑色駅から５分 京急蒲田駅からは１０分
