「きらゆめ放送局」終了

12日から滞在し、船橋のさまざまな方にインタビューをしていた今回の「きらゆめ放送局」企画ですが、今日、船橋市本町通り「きらきら夢ひろば」でスタジオも制作、無事終了しました(詳細はこちらのブログで)。
今回は2003年からはじまった本町通り商店街を舞台とした「きらゆめ」という企画を「放送局」というツールでまとめ、外へ発信していくという試みだったわけですが、折からUstreamが脚光を浴びつつあったこととあいまって、NHKの全国ニュースでも取り上げられるなど、反響も大きいものになりました。

しかしそうした外へ向けての発信以上に今回、すばらしかったのは、「きらゆめ」に参加している地域のNPOのみなさんの活動を、放送インタビューや紹介パネルの制作を通じて知ることができたこと、そしてまた、「きらゆめクイズラリー」の問題をづくりを通して、さらに多くの商店街のお店のみなさんと知り合え、しかもおのおののお店にまつわる非常にディープなお話が聞けたことでした。

さまざまな仕掛けを考え、それがまちを盛り上げるというかたちになってはいるのですが、実際にはよりよくまちを知るためのツールになっている。アート作品やアートなアクティビティを行うというかたちをしてはいるのですが、実際にはそれを通して今まで知らなかった人と知り合えたり、知っていると思っていた人の新たな面を知る。そうしたものが、私のやりたいことであり、何よりリアルを感じられる瞬間であり、そして逆に言うと私にできる唯一のことなのではないかと再確認しました。

今年5年目になったコミュニティアート・ふなばし、そして船橋市本町通り商店街との取り組みですが、ますます深化しており、おもしろくなっています。
このおもしろさをなかなか伝えきれないのが残念なところです。
次は7月下旬の「ふなばし市民まつり」。
がんがんいきます!

門脇篤