さくらびレポート43〜龍図@壮行会ステージバック

櫻ヶ岡中学校の中平です。6月4日金曜日は、いよいよ市中大会壮行会。運動部全ての晴れ舞台。毎年壮行会のステージバックを美術部が担当させていただいていますが、今年は体育館が改築ということで、単にステージバックだけ制作するのではなく、全体の装飾全てをてがけるという形にさせてもらいました。

今年は、全体をさくら色のピンクを基調にしました。ステージバックもピンクが基調です。しかし、垂れ幕制作と同時進行であるため、時間がありません。そこで、一気に迫力を出しながら描きたいため、墨で龍を描くことになりました。

写真が完成した姿です!!

どんな進み方をしたのか、レポートします。

モップで筆を作りました。うまくいくかどうかは、誰にもわかりません!!

緊張感みなぎるなか、いよいよ一本の線が引かれました!

気合を入れて、確かめながら、どんどん進んでいきます。

制作中、一番悩んだのは、うろこの部分の質感表現です。もともとのアイデアスケッチをした生徒によると「水を筆に多めにつけて、ぱんぱん叩くように描いた」ということなので、それと同じように、モップの墨をいつ度洗い流し、水を多めに混ぜたモップを叩き落とすように描くことにしました。

すると、思いのほか、うろこ状の模様ができ、しかも、はねとんだ墨が迫力を出すことができました。「おー、いいじゃん」という歓声が上がります。

「足跡もそのまま残そう」「すごい」という満足そうな声が生徒から沸き起こります。
生徒たちはいつまでも、この龍図を眺めていました。