冷戦・朝鮮戦争下の危機のなかで、「大阪朝鮮詩人集団」が創刊した詩誌『ヂンダレ』(1953〜58年、不二出版より復刻)。「無名」の男/女たちが、自立・抵抗・連帯のために結合したサークル文化運動のメディアである。そこには、若き日の「工作者」がいた。「集団」の文化創造のなかで、「切れてつながる」思想と実践がいかに試みられたのか。ガリ刷りで書かれた詩や評論を読みながら、封印されたその願いをいまふたたび甦らせたい。
冷戦・朝鮮戦争下の危機のなかで、「大阪朝鮮詩人集団」が創刊した詩誌『ヂンダレ』(1953〜58年、不二出版より復刻)。「無名」の男/女たちが、自立・抵抗・連帯のために結合したサークル文化運動のメディアである。そこには、若き日の「工作者」がいた。「集団」の文化創造のなかで、「切れてつながる」思想と実践がいかに試みられたのか。ガリ刷りで書かれた詩や評論を読みながら、封印されたその願いをいまふたたび甦らせたい。