(%エンピツ%)(%エンピツ%)政府は11日の閣議で、2010年版の「自殺対策白書」を決定した。
自殺者が12年連続で3万人台となったことから、行政や保健医療機関、地域住民が連携し、地域の実情に合わせた「自殺対策プログラム」を作成する必要性を強調している。
09年の自殺者数は前年比1.8%増の3万2845人。10年に入ってからは前年同月を下回る傾向にあるものの、自殺者数の水準は依然として高い。
地域ごとの自殺対策プログラムでは、地域づくりや普及啓発に取り組む1次、精神疾患に対応する2次、自殺者の遺族を支援する3次と、3段階の対策が必要とした。
白書には「自殺対策の先進国」とされるフィンランドの現地報告も盛り込んだ。同国が国家プロジェクトとして自殺対策に取り組み、医師と精神科医の連携が機能していることを紹介。内閣府自殺対策推進室は「フィンランドでは最後は精神科医がしっかりとみており、日本でも取り組んでいきたい」と話している。
http://www.asahi.com/national/update/0611/TKY201006110147.html
◆ 白書の構成
今回の「平成22年版自殺対策白書」は、4回目の作成に当たり、第1章において我が国の自殺の現状、特集において自殺対策強化のための基礎資料等、第2章において自殺対策の経緯を記述し、第3章において平成21年度に政府が講じた施策について解説しています。また、地方公共団体や民間団体の取組等も紹介しています。
◆平成22年版 自殺対策白書
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2010/pdf/gaiyou/index.html
◆「自殺予防のための行動〜3つのポイント〜」
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/koho/3point/index.html