[中・高学年造形クラス]
前回各自が描いた動物の線描を新たな画用紙に写し取り、パステルを使って着彩していきました。集中して鉛筆で描写した大切な動物の輪郭。それがどんな環境の中にいるのか想像を膨らませていきながら、そこに色を与えていきました。なかなかイメージの沸かない子供には、その動物をどんな季節の中に住まわせたいのか尋ねてみました。そうすると自然にその季節から背景の色合いが浮かんできます。リスを描いた女の子は秋をイメージし、暖かい色で背景を染めて、木々と沢山のどんぐりを描きました。ヒョウの子供を描いた女の子は、太陽が照りつける黄色い草原と、その中に浮かぶ小さな木陰を描きました。木陰には沢山のヒョウが休憩しています。活動的な男の子は、火山大噴火で流れる溶岩の中で、難を逃れて岩の上に身を置いている犬の光景を描きました。