「禅宗さま好き(%ハート%)」ではありません。正しくは禅宗様式-ゼンシュウヨウシキ-(古い言い方では唐用-カラヨウ-)鎌倉時代に日本に伝わった様式で、禅宗寺院以外でも使われています。
どんな特徴があるかというと…
①花頭窓(かとうまど)
窓の頭のところがモコモコツン(炎の形)となってます。
②波連子(なみれんじ)
欄間に波形に揺れた形の連子を等間隔にはめる
③扇垂木を(おうぎだるき)を使用
垂木の配置が建物の真から少しずつ振れて扇のような形
6月の「街道をゆく」では普済寺の観音堂を参拝しました。凛としながらも周りの静かなたたずまいと溶け込む美しいお堂でした。
他にも禅宗様式の特徴として、柱の頭(下部)にまるみ。これは、粽(ちまき)といいます。柱の下に礎盤(そばん)などなど…。
事務所近くには東福寺があります。三門がなんとなく好きで時々、フラっと眺めに行くのですが、やはり禅宗様式の特徴が見られます。今回このブログを書くにあたり、文マネ講座「寺社建築」の三上皓造先生のレジメを読み返しましたが、東福寺の三門は大仏様(天竺様)、禅宗様(唐様)、和様が組み合わされた様式だそうです。大仏様と和様の特徴はまだ覚えてないので、次回の講座が楽しみです(%エンピツ%)