9月4日(土)10:00〜11:00に京都市中京区の三条新町の角から西へ四軒目ほどにある町家(ちょういえ)の改修現場の見学会が開かれました。
釜座町が町内会として所有するこの町家は、二間半間口、奥行き十間の二階建ての典型的な表借家によくあるタイプの京町家です。
説明いただいた京町家再生研究会の木下龍一さんによれば、改修後は、京町家作事組が二階を事務所に借り、一階を京町家の見学場所やイベント会場として活用するなど京町家再生の拠点として使われるそうです。
急な取り組みでしたが、会の利用相談部会の方々を中心に18名の参加があり、熱心に改修工事の詳細を見学しました。
また、この改修には古材文化の会が仲介した解体された町家の延べ石や框の古材が使われています。
さらに、アメリカの”ワールド・モニュメント財団”の危機遺産リストに上がった京町家の救済事業の25万ドル(約2,300万円)の助成金の一部が使われています。
三条通りに面した二階には虫籠窓(むしこまど)が復元されるなど、完成が楽しみです。(ひで)