さくらびレポート153〜水ボワっく画「うまくいったかも」

櫻ヶ岡中学校の中平です。2年必修授業では、大題材「ズバリ言うわよ」の中の小題材「漢字は感字」を行っています。墨と水で遊ぶ題材として水ボワっく画を行っているのですが、なぜやっているのかと言いますと、昨年まで水ボワっく画をやらずに、すぐアイデアスケッチに入ったところ、発送がとても硬かったからです。墨の使い方は、筆で字を描くという動きからなんら解放されておらず、また説明的な作品がおおくなってしまいました。
そこから飛躍するには、遊び的題材を行うしかない。それがNスパイラルの発想です。

そういうことで、先週ぐらいから2年生で墨を使った「水ボワっく画」を始めました。しかし、私の授業の動かし方がまずくて、まだまだ発想は硬く、説明的な作品しか現れませんでした。

そして今日、ちょっと工夫してみました。墨と水の使い方の工夫だけでなく、歯ブラシや綿、ストローなど使うとどんなこうかが生まれるのか、という作品例を紹介し、「甘いを表現するのに、ケーキを書くというのはちょっと違うんだよ」と話しました。

そして、やってみたら、生徒の動きが格段に良くなり、具象的表現の生徒はほとんどいなくなりました!!

紙を折り曲げたり、腕の動かし方を変えたり、また道具も画一的な使い方ではなくいろいろな使い方をしています。

けっこう、うまくいったかも。これは私の感想だけではなく、生徒もつぶやいた言葉です。
廊下に作品を展示していたら、生徒の多くが「これ、うちのクラス?すげえなあ」と感嘆の声。

次のクラスでは、まず全員で音楽を聴いて、描いてみよう。それをウォーミングアップとして本題に入ったらどうだとうか・・・。久しぶりに私自身の発想が広がりました。