山元加津子(特別支援学校教諭)より
ある自閉症の子はその場にいながら
航空写真と寸分たがわない地図を描けます
何月何日が何曜日というのを何十年前でも後でも
ぴたりと言い当てることができる子ども達は
多くの特別支援学校にいます
子ども達が教えてくれるのは人間が持つ
素晴らしい力だと思う
彼らはいつも私の心を揺さぶり続けてくれます
出会いとはお互いが学びあっていることだと思う
人と人はいつも対等で私はたまたま教員で
子ども達はたまたま生徒だった
初めは教えなくてはという姿勢だった気がします
でもそうすると必ず失敗する
私が子ども達と対等な関係を大切にして初めて
子ども達は心を開いて思いを伝えてくれると思うんです
〜中略〜
宇宙のすべてが1つの細胞から始まっていて
細胞にはDNAという設計図があってすべてがうまくいくように
設計されていますが、私は1人の設計図には個人のことだけじゃなくて
宇宙全体のことが書き込まれている気がする
だからみんながつながっていて自然はうまくいっている
だから悲しいことも苦しいことも必ず意味があって
起きている事なのだと思える
それは時間がたってみないと分からない
でもすべては「いつかいい日のためにある」と思うのです
<アキノキリンソウがきれいです>