さくらびレポート193〜さくらびキッズの日記②

櫻ヶ岡中学校の中平です。昨日のさくらびキッズの日記に続き、今日もある女子キッズ学芸員の5日間の日記を紹介します。さくらびの記憶は強烈だったことがわかります。

●10月24日「最高の思い出」
「今日はさくらび当日でした。今まで準備してきた作品だったので、すごく気合が入りました。午前中はみんなで交代しながら、作品の紹介や見学をしました。どの作品も「すごいな、どうしたらこんなの作れたんだろ。何考えて作ったのかな」とたくさん感じました。私は作品の他に、もう一つ出番がありました。それはKちゃんとRちゃんがしている「ふぁっしょんしょー」に出させてもらいました。私は、計3枚のTシャツを着て歩いたんだけど、歩いている時、みんなが声をかけてくれたり、名前呼んでくれたりしてすごくやりやすかったです。それと、普通なら話せない協力者の方々と仲良くなれて、色々勉強になりました。そして私は決めました。高校でたらファッション関係の学校に行こうと思います。

●10月26日「終わりか」
「5,6時間目に最後のサクラタイムで、来てくれた人の感想を聞いたり、写真を見ました。なんか、今が現実なんだなー。と思い、悲しくなりました。現実がこんなに大変なら、ずっと「さくらび」という環境にいたくなりました。思い出せば思い出すほど楽しかったなって思っています。

●10月27日「たちなおれない」
「今日で、さくらびから3日間たちました。何度思い出しても楽しくて楽しくて楽しすぎて・・これじゃだめだってわかっているんだけど、日に日につらくなるんです。さくらびは素晴らしいです。」

●10月28日「世界は広い」
「今日は、自分の世界じゃなく、まわりの人の世界を考えてみることにしました。なぜかというと、今までさくらびで、いろいろな人が一つの場所に集結していたのに、今は私は中学生、協力者の方は大学行って服作ったり、勉強したり、自分の仕事をきちんと持っていて・・・、社会人だなーと思いました。そしたら、私たち中学生は、このままでいいのか?と考えました。中学卒業してあと3年で社会人になるんだから、常識みにつけなきゃって思いました。

さくらびは、単に美術の力「絵が上手になる、技能が向上する、展示が上手になる」というようなことを狙っていません。美術を通した社会との出会いも狙っています。総合的な学習の時間の中で行う可能性、たくさんあるんだなあと感じました。