ドイツのパン(17) キュルビスケンブロート

7日の夜は、夕食の後、ケルンからケーニヒスヴィンターのホテル(シュタイゲンベルガー・グランド・ホテル・ベータースベルグ)に移動しました。
 このホテルは、もとは迎賓館として使用されていたそうで、かつて、エリザベス女王や天皇陛下もお泊まりになったとのことです。もちろん、五つ星です。丘の上の広大な敷地にそびえるホテルですが、宿泊客は多くはなく、なんだか貸し切りと錯覚してしまいます。部屋は当然ながら、広くて贅沢な感じでした。
 ただ、難点は、大型のバスが玄関に直接乗り入れることができないことです。乗用車で乗り付けることを前提にアプローチがつくられているようで、手前の駐車場から歩くことになってしまいました。100mもありませんでしたが‥‥。

1夜明けた8日目の朝、食堂に向かう途中で、山頂のホテルの窓から見ると、下界に位置するライン川周辺の市街地は、真っ白な雲海の下に沈んでいました。なんだか神々しい風景でした。
朝食で、レストランでチョイスしたのは、カボチャの種パン(キュルビスケルンブロートヒエン)です。カボチャの種がこうばしいちょっと重いパンでした。