首都高の謎をもう一回。銀座湯は銀座でも北寄りの方にあり、メトロ銀座駅からはちょっと歩きます。ビルの一階に番台があって料金を払い、階段で二階に上がります。土地代の高い銀座ですから？こぢんまりとシンプルですが、明るく気持ちがいいです。壁に銀座四丁目、「和光」の角の交差点の夜景のすばらしいタイル絵があり、これは一見の価値があると思います。
ビルは高速道路がカーブする内側に建っていて、窓の周りを高速道路が巡っています。
銀座湯 中央区銀座１−１２−２ 15:00〜23:00 定休日 日曜、祝日 都営浅草線 宝町駅 徒歩2分
首都高速道路のさまざまな不思議の一つ、今は首都高速道路も株式会社ですが、銀座湯付近の高速道路は、昔から東京高速道路株式会社という会社が経営してきました。通称ＫＫ線と呼ばれ、不動産賃貸などの収入を経営に充てているので、料金は無料です。銀座湯の窓の向こうを走る高速道路は首都高速ではないんですね。
さらに首都高速の路線番号に８号線が見当たらず、とんでいるという謎もあります。実は銀座湯のあたりが、東京高速道路線と首都高速の境界で、すぐ先の白魚橋の料金所を経て、都心環状に合流するまでのわずかな部分、都心環状から枝分かれするようなこの区間が８号線にあたるようです。料金所があって「乗継券をお渡しください」と一見不思議なことも書いてあります。
