犬と歩けば(1)

愛犬の文太と朝夕散歩に出るのが日課になっています。文太は、娘にせがまれて飼った室内犬のヨークシャテリアで、3歳になります。娘の目的は、同時期に生まれた孫娘の情操教育のためとぼくを散歩させるためで、しょっちゅう二人で尋ねて来るし、散歩もするようになったので、目論見は当たったようです。
もっとも、娘が言ったからそのまま聞いたわけではなく、森村誠一著『老いのエチュード』を読んだ後だったからです。彼は老いに無条件降伏しないために10項目の提案をしています。
①自分の殻を破り、10歳上、10歳下の人と会話する
②本職以外のボランティア活動をする
③老人大学などで視野を広げる
④自分史を書く
⑤自分の食事を自分で作る
⑥自分の知識や技術を後進に伝える
⑦手紙を書く
⑧能動的に他人の世話をする
⑨散歩をし、外界にふれよう
⑩巣箱を作る
 このうちの散歩をしようという意見をもっともだと感じ、犬を飼った」わけですし、①②③⑧のために「我孫子の景観を育てる会」に入会をしました。日記も書き出し、意欲的に原稿を書くのを課題としました。
(会員:M.S.)