「官から民への実態は?!」院内集会

 ここ数年来、国や地方自治体は、「民間でできることは民間で」合い言葉のもと、さまざまな分野の業務で民間外部委託を推進してきています。
外部業務委託等の導入に当たっては、指定管理者制度、市場化テスト、PFl、人材派遣などあらゆる手法が実施され、委託の範囲も、施設の警備や清掃、設備等のメンテナンス業務から、データ管理業務、窓ロサービス、電話交換業務、施設の管理運営業務等、あらゆる業務に及んでいます。
 一般的に、国や自治体で行う業務を外部委託することは、行政のスリム化や効率化が図られ、税金の無駄遣いがなくなり、また民間雇用の促進にもつながり、推奨されるべきことだと見られています。しかしながら、委託業務の現場で働く労働者が、低待遇の上、厳しい労働条件のもとで働かされていることはほとんど知られていないのが現状です。
 そこで、このたび、各公的機関の業務委託で働く、労働者の現状を、国会議員の皆さんなどに知って頂くことを目的とし、「官から民への実態は?! 院内集会」を開催いたしたくご案内申しあげる次第です。なお集会では、特に役務の提供の現場で働いている警備、設備、清掃の分野の声が取り上げられる予定です。ご参加下さい。

■ 主催:警備関連労組交流会他
■ 日時:2010年11月10日(水)11時30分から12時30分
■ 場所:衆議院第2議員会館1F第4会議室
■ 内容:
 ①集会の趣旨・目的の説明
 ②府省庁建物の業務委託の実態1
 ③府省庁建物の業務委託の実態2、
 あるいは自治体委託会社の倒産事案について
 ④自治体公共施設の業務委託の実態
 ⑤『私たちの望むものは…』提案