11月7日には京都府南丹市美山町北地区で第2期上級講座第6講座を行いました。
朝、8時に京都駅の八条口から4台の車に分乗して重要伝統的建造物群保存地区の茅葺き集落に向かいました。
美山町北地区の公民館で、10時30分から中野貞一保存会会長からまちづくりの取り組みについてお話しを伺いました。高齢化や空き家の問題に地区をあげて取り組みを行っていることが話されました。
午後は保存活用の提案をまとめている第1期上級講座受講生の瀧澤雄一郎さんから
研究内容の提案を伺い、その後、北集落を各自が見学しました。
最後に、公民館に再度集まって保存会長や地区の方を交えて重伝建地区における建物の保存について意見交換を行いました。
今回の講座は、地域での生活を維持することと建物の保存が深く関わっているという重いテーマを受け止めた内容となりました。このような個々の課題を解決するためにこそ伝統建築保存・活用マネージャーの活動が求められているのです。 (秀)