路面電車とLRTががんばる富山市、富山駅から至近の観音湯

訳あって富山市にいって来ました。ヨーロッパでは多くの都市に路面電車が残り、自動車の国アメリカでさえ、新しい市内電車、LRTを走らせる都市が増えています。日本では路面電車は減る一方ですが、がんばっているのが富山市です。JRの富山港線をLRTに転換し、さらに今年は市内電車に新しい線ができて環状運転が始まりました。がんばれ富山の市内電車。

富山から列車に乗る時は、至近に観音湯があるのでぜひどうぞ。駅から市内電車の通りを行って次の電停のところを左手へ一筋入った交差点、すぐにわかります。堂々とした破風を備えた和風建築。番台の頭上に祭られた馬頭観音が名前のいわれだそうです。脱衣場は格天井でほぼ東京の伝統的銭湯と同じ構造。脱衣箱が壁側だけで少なめ、かわりに籠が積み上げてあります。
浴室は東京とは構造が違っていて湯気抜きがなく平天井ですが、壁側はシャワー付き、島カランはシャワーなしの低いものと東京にもよくある構成です。浴槽が奥にあるのも同じで背景は立山?と渓流をイメージしたタイル画で、Suzukiというサインがあります。浴槽は広くジェットなど多彩で温度も気持ちよい熱さです。駅から徒歩10分かからないくらいですから、1時間の列車待ち時間があれば十分行って来れます。