さくらびレポート186〜七瀬まるごと美術館2010始動!@美術部

櫻ヶ岡中学校の中平です。さくらびが終了し、美術部では、今週末の冬季運動部壮行会に使う垂れ幕の制作を完了させました。今日からは12月一杯まで、恒例の七瀬まるごと美術館2010の、準備を始めました。

過去2年間は、七瀬には3年選択美術の受講生徒が参加してきましたが、今年から選択教科が廃止されたため、美術部が初参加ということとなりました。

七瀬まるごと美術館は、七瀬地区在住の渡邊トシ子さんが7年前に開始し、住民の有志や市内在住アーティストが協力してきました。地域の住民が続けているアートプロジェクトは、日本には数えるくらいしか存在していないでしょう。多くの地域興し的アートプロジェクトは、ほとんどが外部からのアーティストによるものです。
しかし、この七瀬は違います。この貴重な取り組みに中学生も参加させていただいているのです。

今日の部活ではオリエンテーションをしました。全く七瀬に行ったことがないという生徒もいました。しかし、過去の作品を見ることを通して意欲はまんまん。

今日の活動の大事なポイントは、どんなことを大事に作品を作るのか、ということでした。それを生徒と一緒に考えました。今までは、自分たちのやりたいことと、住民のかたのことを考えた作品(肉まんで暖まっていただく)、現地にあるものを使う(郵便ポストのトナカイ)というアイデアをミックスは存在しました。では、今年はどうする??
生徒の話し合いで出した結論。それは「住んでいる人の好みの作品を作る」「すんでいる人を作品にする」「住んでいる人と協力して作る」といったものです。まさに、対話から始まるアートプロジェクト。

いよいよ面白くなってきました。