今回は、「危機管理に対応するには〜児童虐待を考える〜」という、重いテーマについて学習しました。講師は、摂食障害・PTSD・対人関係障害などがご専門の、医療法人青流会「くじらホスピタル」の上村順子先生。
・周囲の気付いた人が、関係機関等に相談に行くことからスタートすること
・できるだけ多くの人が関わり、知恵を出し合って救っていくこと
・関わる際は、自分の意見を絶対化せず、これまでの視点を変えていくこと
・批判ではなく、その母親は『虐待するほどに頑張ってきたのだ』と想うこと
・「自分で子どもを育てない」選択肢もあることを伝える
メンターとして関わる場合に必要なことを、この他にもたくさんお聴きしました。
孤独感と絶望感で「悩むこと」を止めてしまうことは危険信号。その前に気付いてあげられることが大事なのですね。
また、過度なしつけや過保護などは、子どもの主体性や力を奪っていくことであって、暴力を伴わなくても「虐待」であるというお話しなど、とても考えさせられました。