お釜でご飯

10月16日。
きもちのよい秋晴れ!今日の公園は、最高の行楽日和。

「きららの森のキッチン」では参加者のみなさんと一緒に、地場のお米や野菜を中心とした材料で、みなさんの健康を気遣った料理をしています。
今日も、能勢の「道の駅」で売られていた、季節の野菜たちが並びます。
小さい子どもたちも、子ども用包丁を手に、
かぼちゃや冬瓜、にんじんや大根などの野菜を切ります。

今日のテーマは、「お釜でご飯」。
お汁ものと野菜のおかずを、参加者みんなで調理します。
地図はこちら 野菜が切れたところで、天気がよいので、作業台を外に運び出し、おくどさんの火の前に置きました。ここで、続きの作業です。

おくどさんのお釜では、ご飯とすまし汁を炊いています。
作業台では、かぼちゃと冬瓜を煮たり、青梗菜を炒めたりしています。

参加者の子どもさんとスタッフの子どもたちは仲良く、
自然がいっぱいの公園で、走り回って遊んでいます。

地図はこちら 今日の隠れテーマ(?)は、ナント、「イナゴを食べてみよう!」ということに・・・。すでにスタッフゆうさんが、能勢でイナゴを捕まえてきてあります。
そこで、子どもたちも一緒に、一庫公園で「イナゴ採り」に出かけます。

公園では、イナゴは捕まらなかったようですが、子どもたちも、上手にバッタなどいろいろな種類の昆虫を捕まえることができました。
早速捕まえた昆虫を、図鑑で調べたり、観察です。

普段、「きららのキッチン」では、スープの出しを含め、動物性のものは使用しない菜食なのですが・・・珍しく動物食、というか昆虫食!?プライベートでも菜食をしているスタッフの私も、ドキドキです!
さっきまでぴょんぴょん跳んでいた、
緑だったイナゴは茹でられ、赤い色に・・・。

そして、菜種油で素揚げにします。
地図はこちら

できたお料理を、プレートに盛り付けます。

今日のメニューは、
★しめじご飯
能勢のお米を5分搗きにしたものを使いました。
前夜。昆布のお出しに塩(海の精)と醤油で味付け。しめじ(ひらたけ)を、さっと煮て、引き上げておきます。冷めたら、洗ったお米を一晩浸けておきました。
当日。お米をお釜で炊いて、しめじを混ぜます。
本当においしくできました!
1升炊いたご飯が、皆のおかわりでお釜は空っぽに。

★冬瓜とかぼちゃと車麩の味噌煮
油で炒めて野菜と味噌を重ねて煮ます。
淡白な冬瓜も、甘いかぼちゃも、旨みとちょっとコクのある味になり、
車麩にじんわり味がしみ込んでおいしい。子どもも好き。
かぼちゃは、私の実家の畑で採れたものです。
冬瓜は、同じく実家の畑のと、「ひとくらクラブ」の男性スタッフHさんのところのもの。
どちらも無農薬のものです。

★にんじんきんぴら
シンプルに塩(海の精)だけで味付けしました。
にんじんの甘みがおいしい!

★青梗菜炒め
Hさん差し入れの青梗菜を、菜種油で炒めて、醤油で味付けました。

★ラディッシュ
塩をしてから醤油、少しのみりんとお酢で、即席漬け風に味付けしました。

★ブロッコリー ★水菜のお浸し

★イナゴの素揚げ
写真では黒っぽい感じですが・・・。
私もいただきました! 桜海老風の味で、けっこうおいしかったです。

★すまし汁
大根、にんじん、玉ねぎ、水菜を昆布のお出しで煮て、
塩(海の精)と醤油であっさりと味付けしました。
参加者に、「おいしい!これは、どう作ったの?」と聞かれました。
すべて、よい調味料と季節のお野菜で、シンプルに調理しています。
調理の仕方に興味を持っていただける方も多く、話がはずみます。

秋の公園。
少しの遊具や展示以外、何にもない、ただそのままの自然がいっぱいの一庫公園。
次回はちょっと間があきますが、1月に「ひとくらクラブ」と合同の盛大な「おもちつき」、「きらら」の定例活動は、3月の第3土曜日です。
遊びにいらしてくださいね!
(松尾かおり)