櫻ヶ岡中学校の中平です。昨日11月23日、午後4時から6時まで、長野市門前のパティオ大門という商業施設内で、「アートってなんだろう」というトークイベントが開かれ、私もトーカーとして出演してまいりました。
二階建ての古い蔵を改造した建物の二階で、行われたディスカッションには、20名ほどの来場者が集まりました。主催者の小池マサヒロさんのほか、ネオンホールの清水さん、ギャラリー・フラットファイルの守屋さん、デザイナーでさくらびではおなじみの太田さん、そして私・中平です。
長野のアートが、今、ほとんど存在感がなくなっているが、長い目で見ていると、さくらびのように、継続性のあるプロジェクトが生まれてきていて、ここからが長野のアートの時代だ、とか、善光寺が長野県民の変わらない安心できる存在。その善光寺でアートを行うことができたら、長野はかわるかもしれない、というお話。門前にある古い建物を改造し、アーティストインレジデンスを行ったらどうかというお話。私は、「是非アーティストの企画審査員を中学生にやらせましょう。地域の方々が選考委員でもいいのでは」と提案しました。また、鑑賞者としての市民に期待する前に、市民を参加者、制作者のしてしまったほうがいい、まるでさくらびでのキッズ学芸員のように。という提案もしました。
私が考えたこと。
・長野市に継続性のあるアートイベントを。中学生や市民が企画者や制作者になるアートプロジェクトを。
・門前にアーティストインレジデンスできる施設を。そこを中学生アートの発信基地とする。ながのアートプロジェクトの地域への発信拠点。
・「アートは役に立っているのか?」役に立つという基準がそもそも「モノ作り派」の基準だから気をつけたほうがいい。口が鼻に「おまえ者を食えないだろう。役に立っているのか」と言っている。鼻は息を吸うという形で役に立っていると答えるべきだ。アートはアートなりに社会に役立っている。経済性ではない。基準が違う。
・会場に集まった方が協力して、何か一気にコトを起こす。まず何かやってみたい。