11月20日午後に妙心寺の塔頭の退蔵院で会の第17回総会が開催されました。
総会に先立って行われた見学会では、国宝「瓢鮎図」(ひょうねんず)や庭園を住職の奥さんのご案内で拝観させていただきました。「瓢鮎図」は、禅の公案を絵にしたもので瓢箪で鯰をとらえる様子が描かれています。実物は国立博物館に収蔵され、退蔵院に現在ある絵は複製ですが、皆さん熱心に拝見されていました。
また、受付で2007年と2008年に実施した「中世の瓦つくり」の体験講座の記録集が配布され、総会前に関連する記録映画が上映されました。
総会では、最初に和尚さんの松山英照さんから歓迎のご挨拶をいただき、引き続き、会長から挨拶があり、その後、笠原啓史さんを議長に選出しました。議事は、15期の修正決算案、16期の総括と決算案、17期の方針や予算案が理事会より提案され、承認されました。
17期には、「発信型の活動」を主体とする会の新しい活動スタイルを目指し、永井会長を責任者に「木造建築サポート部(仮称)」準備会を設置することなど6項目の重点課題を決定しました。
新しく始まった第17期は2年余りに迫った会創立20周年に向けた大切な1年です。会員の皆さまのご支援ご協力をよろしくお願いします。 (秀)