昭和浴場は東高円寺駅から北東へ１０分、杉並区から中野区に入ってすぐのところにあります。太く元気な字の看板、伝統の和風ですが、玄関は改装されています。フロントで４５０円払うと３０円の割引券をいただけますが、これは入浴料には使えません。脱衣場は、もともと横幅はあり、玄関のほうへも改装で広げてあるので、フロント方式になっても広々としています。天井や壁は和風の構造で内装を新しくしてあります。
浴室で一番目を引くのは、浴槽背景を飾るモザイクタイルの富士山でしょう。上下にも目いっぱい、大きな富士山が男湯、女湯にまたがって描かれています。仕切りにはダムや山村の細密なタイルの風景画もあります。横幅があるので側面にも浴槽があり、ジェットや泡など、温度も５種類の浴槽です。ただ実際の温度は熱いとややぬるいが逆転しているように感じました。あがると牛乳が１３０円、ここで先ほどの３０円割引券、持って帰っても仕方ないので、１００円で牛乳をいただくことに。これは作戦？
それからマジックを見ることができるというのが昭和浴場のウリです。ロビーに写真が飾ってあります。
昭和浴場 中野区中央５−２１−１２ 15:30〜25:30（金曜は翌３時まで）水曜お休み メトロ丸ノ内線 東高円寺駅 徒歩5分
昭和浴場から東へ向かって中野通りに出ると、新中野寄りにシュークリームの「きゃべつ」があり、さらに東へもみじ山通りに出るとちょうどチーズケーキ専門店「ｓｈｕｎ」があります。このあたりはスイーツの宝庫です。銭湯帰りに洋菓子をおみやげにというのはなんだかミスマッチですが、好きなものは仕方がないですね。中野区の銭湯に関しては「沼チョコ」「鍋屋最中」と甘い話題が多いですが、これは前の職場にいらっしゃった天使からの情報です。
