親子が楽な「心の距離」が見えた時〜その2

(その1の続きから)

Aさんは
ご主人との関係も 変わってきました。

今まで ご主人は あまりしゃべらない人と 思っていました。
「そう言えばさ・・・。」と
こどもには言っても Aさんにはかけなかった言葉。

でも Aさんが変わることで ご主人の言葉が 聞かれるように なりました。

以前はうとまれていたようで、世間話をしても 乗ってこなかったご主人。
だけど、「今度、こういうのがあるけど、どう?」と
誘ってきたり しゃべりが出てきて
「あれっ」て Aさん自身が驚いています。

「以前は 夫婦2人でいる雰囲気が あまり良くなかったので 嫌だったのが、
どうせ こんなもんだろうと 思っていたんですね。
こども達も (大きくなって)どっか行ったら、口も聞かなくなるだろうと 思っていました。

絶対 学校関係の行事にも 顔を出さなかったし
めんどうくさい と家でのんびりしてるほうでした。
『今年は、3男の学習発表会の最後だよ』と 誘うと 大抵 行かないというのが
今回 私と2人で行って(前は別々で行って、席もばらばらでのに)
一緒に帰ってきたんです。あれ?と。

その数日後には 金魚の水槽を めっちゃ綺麗にしたんです。
それから 一緒に 餃子を作ってくれて、
作り方を少し注意したとき 前なら「そんなこと言うなら 止める。」と言ってたのが
「わかった。」と どんどん作って 初めてのことで
「ありがとう。」と言いました。」

家に帰ったご主人には 家族の会話が聞こえてきます。
前は いらいらしたAさんと子ども達の声で 落ち着かなかったでしょう。
でも 今は ご主人も含めて みんながゆったり居られんですね。

自分が!ではなくて、まずは目の前にいる相手を感じて 合わせていく。見守ることの心地良さ
短い期間での変化です。
Aさん家族の居場所に なってきました。すごい!

あなたは、何を受け取りましたか?
……..
柴田トヨさん(98歳)の
詩集「くじけないで」 飛鳥新社から 1編ご紹介します

 「ことば」

何気なく
言った ことばが
人を どれほど
傷つけていたか
後になって
気がつくことがある

そんな時
私はいそいで
その人の
心のなかを訪ね
ごめんなさい
と 言いながら
消しゴムと
エンピツで
ことばを修正していく
……………………………………………………………………..
なるほどって思って やってみたら
涙が出てきました。 修正するって、いいですね♪
そうしたら 自分をもっと 許してあげられるように 思います。