高齢の親が子どもと同居している割合は48%余りと、平成6年以降の調査で初めて半数を下回ったことが、国立社会保障・人口問題研究所の調査で分かりました。
国立社会保障・人口問題研究所が、去年7月、全国の1万世帯余りを調査したところ、65歳以上の親が18歳以上の子どもと同居している割合は48.9%で、5年前に比べて3ポイント低下し、平成6年の調査以降、初めて半数を下回りました。
一方、20歳以上の夫婦を見た場合、夫の親と同居している割合は12.8%で、年々低下しているのに対し、妻の親と同居している夫婦は5.1%と、上昇傾向が続いています。
国立社会保障・人口問題研究所の鈴木透室長は「少子化が進み、親が、結婚した子どもと同居するケースが減っていると考えられる。
また、夫の家に縛られないという意識の変化が進んでいて、妻の親との同居は、今後、さらに増えるとみられる」と分析しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101211/k10015784941000.html
◆第6回世帯動態調査の結果の概要について
http://www.ipss.go.jp/ps-dotai/j/DOTAI6/NSHC06_top.asp
世帯動態調査は,世帯変動の実態と要因を明らかにする目的で実施するもので,厚生労働行政施策ならびに世帯の将来推計の基礎資料として利用されるものです.
国立社会保障・人口問題研究所では,過去5回にわたって世帯動態調査を実施し、その結果を公表してきました.前回の調査結果につきましては,『第5回世帯動態調査』をご覧ください.