櫻ヶ岡中学校の中平です。今日は朝小雨で、徐々に晴れ間が覗く天候でしたが、奇跡的に気温の上昇しまずますの鑑賞会日和となりました。
今日の午前9時30分から、七瀬まるごと美術館恒例の合同鑑賞会が行われ、七瀬地区会長さんや、作家さん、商店会長さんらを集めて行われました。
この鑑賞会の目的は、出品者がお互いの作品を見せ合ったり説明しあうことにより、アートを通した交流を深めようというものです。それは、中学生にとっても、貴重な体験です。自分たちの作品を見てもらうだけでなく、作家さんの作品も見ることが出来るのです。いわゆる美術館の鑑賞とはまた一味違います。
午前9時30分からは、街の駅にて、小宮山さんによる紙芝居を鑑賞しました。30分間の仲に3つのお話をお聞きし、生徒もそうですが、私自身も引き込まれ、未だに紙芝居の世界に入ったままのような錯覚を感じます。生徒たちも真剣に聞き入っていました。
自分たちの作品を見に行ってびっくり!なんと、御近所の方が、作品を雨や雪から守るために、ビニール袋を被せておいてくれました。作者の生徒は何回も感謝を伝えていました。
また、パン屋さんに展示した二頭の熊さんの作品は、休日、お店はお休みなのですが、店頭のガラスのところまで作品を出しておいてくれていました。しかも、レースの布で台を覆い、とてもきれいに見せてくれていたのです。
「ここに住んでいる人たちは、みんな優しいです」と、生徒の言葉。地域との交流の良いところです。感動しました。毎年感動しています。
通りを歩いていると、展示作業の時には見ることが出来なかった作家の作品に出会います。窓ガラスのところに、とてもかわいらしい絵画作品を発見。
「これ、すごくかわいい!」と生徒が喜んでいます。
「ここに書かれているの、赤ちゃんだよね」「じゃあ、これがお母さんとお父さんかな」「いやあ、それは人間の形した花だよ」「でも誰も赤ちゃん見てないよね」「そうだね、はははは」
こんな楽しい対話型鑑賞が繰り広げられました。
長野駅東口から徒歩10分。御近所の方は是非、訪れてみてください。