高田馬場の世界湯から中村彝アトリエへ

高田馬場の西側は、西武新宿線、もうちょっと下流の面影橋の近く高田橋で合流する妙正寺川と神田川も並行して流れていて、道がちょっと分かりにくいです。世界湯は新宿区中央図書館を目印に、その東側の道を南へ神田川を渡れば左側に見えてきます。最近新装開店したばかりで、新しいマンションと合築です。といってもマンションの階下ではないので、天井の高さ、脱衣場、浴室の広さなど、配置は工夫されていて、圧迫感はありません。荷物があったので大きめのロッカーの鍵をいただけました。岩風呂があり、隣と仕切られたカランがあったり、配置もゆったりしています。浴槽の背後には海かなあといった感じのタイルの抽象画、実はイグアスの滝でした。暖色系の照明で全体に落ち着いたゆったりした銭湯です。
世界湯 新宿区高田馬場3−8−31 15:00〜25:00 木曜お休み 高田馬場駅から7分

中央図書館まで戻り、さらに西武線が走る新目白通りを越えて北側の丘へ上がっていったあたりは、屋敷林のような森が点在する中に洋風のお屋敷や教会などが残る古い住宅地になっています。もと学習院の寮だったという下落合2丁目の日立目白クラブは白壁、スペイン瓦の清楚な建物。木立に囲まれたハーフチンバーのお家では、もとは医院だったことなどお話を聞くことができ、医院らしい広い玄関を見せていただきました。目白教会も白い塔がきれいです。中村彝アトリエだった建物はこの近くに木立に囲まれてあります。うまく保存活用できればうれしいです。