消費者庁は21日、鹿児島市の保健センターで女子トイレのおむつ交換台から生後4カ月の女児が落ち、頭に軽いけがをしたと発表した。
乳児がおむつ台から落ちてけがをした事故は、過去5年間に他にも17件報告があるという。
消費者庁によると、同市で11月16日、母親がおむつ交換台の付属品のベルトで女児が動かないように固定した上で女児の兄(2)に小用をさせていたところ、女児の体がすり抜けて約80センチ下の床に落ちたという。
このベルトは本来、おむつ交換を補助するためのもので、転落防止用ではないという。
消費者庁は、乳児をおむつ交換台に乗せたまま目を離したり、その場を離れたりしないよう注意を求めている。
◆おむつ交換台からの転落による事故の防止について
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/101221adjustments_1.pdf
《公共施設等に設置されている「おむつ交換台」を使用される方へ》
おむつ交換台はおむつの交換が目的です。お子様の転落を防ぐためには、以下のことにご注意ください。
○ お子様をおむつ交換台に乗せたまま、その場を離れないようにしましょう。
○ お子様をおむつ交換台に乗せている際は、目を離さないようにしましょう。
○ ベルトを締めていても、ベルトから抜け出して転落することがあります。
○ おむつ交換台にガタつき等がある場合は使用せず、施設の管理者へ連絡しましょう。